宝塚音楽学校の不文律廃止のニュースが報道されましたが、そもそも不文律って何かよくわかりませんよね。
同校で歴代の先輩後輩間で受け継がれた意味のないルールのようなもののようですが中身を聞いて呆れるものもありました。
今どきこんなことやってたんだと思ってしまうような不文律とはどんなことだったのか?
不文律とは本来、どんな意味なのか調べてみました。
不文律とはいったい何か?どんな時に使う言葉なのか?
不文律とは明文化されていない法のことですが、独自ルールなので決して法律に制定されているとか公式なものではありません。
簡単にいうと明文化されていない規則やしきたりを指しますが、暗黙ルールなんて言われたりします。
何となく知っているものたちで決めたルールのようなもので、公式で認められていないので国や企業、学校などにある法律、社則、校則などには載っていないものです。
つまり宝塚音楽学校の場合は先輩と後輩の間で長年に渡り定められたルール、しきたりのようなものがあったということになります。
これを聞いただけでも歴史のある女学校だといろいろありそうと思ってしまいますが、これを守り続けていた生徒たちはどう思っていたのでしょうか?
宝塚音楽学校の不文律一覧!こんなものまであったのか!
宝塚音楽学校では、2008(平成20)年に、
「いじめを受けていた学生が万引きの罪をでっちあげられて退学処分」
という、とんでもない事件があった。裁判の結果、当該学生の退学処分は取り消され、卒業資格を受けることができた。
この事件は、当時ヅカファンの間に衝撃を与えましたね。(続く) pic.twitter.com/SbUSxi0sJU
— 中井寛一 (@ichikawakon) September 11, 2020
宝塚音楽学校では過去にこの不文律が原因で体調を悪くした生徒もおり、学校側も調査しています。
同校は2年生で各学年に40人在籍していますが、上級生が本科生、下級生が予科生です。
【今回見直された不文律】
- 予科生は遠方の上級生に過度な大声で挨拶をする。阪急電車にも挨拶をする。
- 上級生の前では眉間にシワを寄せて口角を下げるようにする。(予科顔)
- 上級生への返事は「はい」「いいえ」などの言葉に限定する。
- ルール違反した予科生が上級生に謝る際、他の予科生も違反を自主申告して一緒に謝る。(連続謝り)
- 予科生は朝の校内掃除が日課となっており、予科生が掃除場所を分担しますが、前年の担当者だった本科生が一対一で掃除方法から生活態度まで指導します。
これだけ聞いてもこんなルールいるのかと思ってしまいますが、長年続いていたのが今どき珍しい。
阪急電車に挨拶してどうするんだと感じますが、阪急電鉄が運営しているから仕方ないのだろうか?
予科顔って意味あるのかな?普通は口角を上げる練習をするべきなようにも思いますが不思議でなりません。
これだけ理不尽な不文律があるとさすがにメンタル疾患で病んでしまう生徒もいたでしょう。
数年前に体を壊した予科生がおり、学校側が調べたところ、予科生の一部に、過度な提出物が課せられていたことがわかりました。
5年ほど前から、予科生が掃除方法や学校生活に関する質問などをノートに記して本科生に提出する慣習ができていたといいます。書く量が多いほど評価される面もあり、睡眠時間を削ってノートを書いていた予科生もいたとのこと。
こんな不文律があることでいじめも頻繁に起こっていたのではないでしょうか?
まとめ
不文律とは明文化されていない法のことですが、独自ルールなので決して法律に制定されているとか公式なものではありませんが、暗黙ルールで見えない拘束力があります。
宝塚音楽学校の不文律一覧は調べただけでもおかしなものがたくさんありましたが、これを歴代の先輩後輩間で引き継がれていたことに対して学校側は何も感じなかったのしょうか?
いじめの原因にもなりそうな不文律なんて学校側が早く気づいて止めるべきだったのではと思います。