音声SNSのClubhouse(クラブハウス)が海外だけでなく日本でも人気が拡大していますが、急に厄介な話が舞い込んできました。
芸能人が急にハマりだしたりしたこともあり、参加したいメンバーが増えています。
招待されないと参加できないので招待してほしい人が後を絶たずですが、このClubhouse(クラブハウス)が炎上騒ぎとなっているのです。
原因は中国の会社に個人情報が流れているとの情報ですが、詳しく解説してみます。
Clubhouse(クラブハウス)が炎上か?
Jack注意報💥音声アプリ「クラブハウス」中国当局がデータ利用する恐れ=スタンフォード大学研究が発表したよー。大体、急にこうやって仕掛けるのはTikTokと同じで大体中共の仕掛け。気をつけてねー。 pic.twitter.com/mltrUAPIFL
— Jack Hikuma 🇺🇸LA在住(🇯🇵日本人)【gab】@Jack_Hikuma (@jack_hikuma) February 16, 2021
音声SNSのClubhouse(クラブハウス)はどんなものであるのかはご存知のことかと思いますが、iPhoneユーザーであればアプリ登録はできます。
しかしながら招待制を取っていますので登録後は先に参加している友人、知人ユーザーから招待されませんと参加はできません。
このクローズ化された参加者のデータが中国の企業に渡ってしまうという問題が発覚した模様です。
以下が関連記事の文章になりますのでご確認ください。
・スタンフォード・インターネット・オブザーバトリーの最新調査で、Clubhouse入室中の各利用者のメタデータを含むパケットがエンド・トゥ・エンド暗号化もない平文でAgora社に送られていることがわかり、Clubhouse社が対応に追われている。
・Agoraは動画・音声・ライブインタラクティブ配信プラットフォームで、シリコンバレーのサンタクララと中国上海にオフィスを構えており、Clubhouseの音声プラットフォームを動かしているのは上海Agora社だ。
・Agoraのサーバーの所在地は米中両国にまたがっており、仮にClubhouseの音声データが中国側のサーバを経由する場合、中国政府から捜査や治安目的で会話のデータの引き渡しを求められたら応じなければならないという、やっかいな法的義務が生じてしまう。
・今回の調査でわかったのは、「ユーザーのネットワークにアクセスできる第三者」は簡単に送信内容にアクセスできて、「同じチャンネルに入っているかどうかを見れば、ユーザー同士がしゃべっているかどうかもわかる」ほか、発言主のIDとプロフィールの照合も可能ということ。
・Clubhouseは同大の協力を得ながら、暗号化を強化し、中国国内のサーバーに情報が送られないよう対策を進めることを明らかにした。
2021.02.16 13:00
引用元:https://www.gizmodo.jp/2021/02/clubhouse-agora.html
炎上の原因は中国の会社に個人情報流出か?
有名人の会話を聞いたり、自ら参加できることで楽しむことができるClubhouse(クラブハウス)ですが、SNS内の音声データなどがプラットフォームを動かしている上海Agora社に送られているということです。
暗号化されずそのままの形で中国企業に渡るだけでなく、中国のサーバーを経由してたりすれば中国に不具合のある会話なら中国政府にそのまま渡ってしまうことになっています。
セキュリティの甘さが問題になっていますが、有名人の会話が簡単に特定企業に渡ってしまうなんて怖い話です。また、電話番号などの個人情報登録が必要なSNSなのでこれらのデータも流出している可能性があります。
もちろん中国国内のサーバーに直接個人情報が送られない対策は講じているものの、なんとも危険なSNSといわざるを得ません。
まとめ
Clubhouse(クラブハウス)が炎上している理由について調べてみました。
原因はClubhouse(クラブハウス)のプラットフォームを動かしているのが中国企業で個人情報が流出しているとのようです。
暗号化されずに無防備な状態で中国に渡っている可能性もあるとのことです。
セキュリティの甘さはいうまでもありませんが、もしこの会社のサーバーが中国にあったなら中国政府に都合の悪い情報ならClubhouse(クラブハウス)内のデータすべてが中国政府に渡ってしまうことになり非常に危険な問題だということです。
招待制で安全なSNSと思いきや落とし穴はたくさんあるものです。
皆さんもSNSの利用にはお気をつけください。