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ドコモ口座の弱点はどこにあるのか?あなたの銀行口座は大丈夫?

ドコモ口座を使って不正に他人の銀行口座から現金を引き出す詐欺が問題になっています。ドコモ口座の弱点をよく理解した犯罪で、世間を騒がせていますが、手口が巧妙なのとドコモ口座を持っていない人が被害に遭っているところが怖い限りです。

今回の手口や原因はどんなところにあるのか?ドコモ口座の弱点はどこにあるのか?

被害者が使用していた銀行について調べてみました。また、私も含めてあなたの銀行口座は大丈夫なのかも記載してみます。

ドコモ口座の弱点はどこにあるのか?どうやって他人の銀行口座から現金を引き出したのか?

ドコモ口座は9月10日の不正預金引き出し事件が発生した後、新規口座の作成をできなくしていますので現在のところ新しいドコモ口座を作成することができません。

ドコモ口座を使う時はドコモ口座アプリを使用するか、サービスサイトへのログインが必要です。

問題はアプリなら携帯電話で登録しますが、サービスサイトへのログインはパソコンでできるのでどこででもアクセス可能なところです。

ドコモのユーザーならdocomoのメールアドレスを使って口座登録ができますが、GoogleやYahooなどのメールアドレスからでも登録できます。この時、個人の生年月日など個人情報を確認する必要がなくドコモ口座は作成できます。

つまり誰かの銀行口座の口座番号と勝手に作ったGoogleやYahooなどのメールアドレスを連携させることができれば、他人の銀行口座から不正に現金を引き出すことができるのです。

ただし、銀行口座からドコモ口座に現金を移すとなると暗証番号は必須ですが、この暗証番号をどうやって特定できたかが問題となっています。

携帯電話のユーザーはナンバーの並びから押しやすい番号の組み合わせを暗証番号にしている人が多く、携帯電話を使う際のユーザーの癖をつかんだ犯人が暗証番号を当てたことを指摘しています。

暗証番号は3回までは間違えても大丈夫なので、ユーザーが設定しやすい番号を繰り返し入力してみたのではないかと思われます。

ドコモ口座の弱点はどこにあるのか?あなたの銀行口座は大丈夫?

ドコモ口座の被害にあったのは27行で1,200万円程度と現時点では報告されています。今後、被害は拡大する可能性がありますが、主に被害に遭った銀行は以下の通りです。

七十七銀行(仙台市)、中国銀行(岡山市)、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)、イオン銀行(東京都)、池田泉州銀行(大阪市)、大分銀行(大分市)、紀陽銀行(和歌山市)、滋賀銀行(大津市)、仙台銀行(仙台市)、第三銀行(三重県松阪市)、但馬銀行(兵庫県豊岡市)、鳥取銀行(鳥取市)、北洋銀行(札幌市)、みちのく銀行(青森市)、伊予銀行(松山市)、東邦銀行(福島市)、琉球銀行(那覇市)他

ゆうちょ銀行も被害に遭っているとのことですが、ゆうちょ銀行にお金を預けている人は日本では相当な数だと思われます。

被害を確認するには自分が預けている銀行口座の預金通帳の明細を見ればわかりますが、万が一、ドコモ口座を使ったことがないのにドコモ口座への送金が発見できれば銀行に速やかにご報告ください。

現時点ではドコモが被害者への補償を考えている模様です。一番の原因はドコモ口座のセキュリティの甘さが招いた犯罪でありますが、以前にも同様の被害に遭った人はいるそうです。

その時にはセキュリティを強化することなく時間が過ぎて今回のような多額の被害に繋がったと思われます。

まとめ

「ドコモ口座の弱点はどこにあるのか?」についてはドコモ口座を作る際に個人を特定する仕組みがなく、セキュリティの甘さが問題であったこと。

「あなたの銀行口座は大丈夫?」については個々人の銀行口座の通帳記入をして明細を確認してください。もし、ドコモ口座を使ったこともないのに現金が引き出された形跡があれば銀行に報告することです。

セブンPayといい、今回のドコモ口座といい、便利にしたいのはわかりますが、お金の関わることなのでもう少しセキュリティをしっかりかけないとお粗末さしか残りません。

今回はドコモが責任を持って被害者への救済にあたりますが、今後はこのようなことがないようにしてほしいものです。

 

 

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