ウィルスの世界は人間だけではありません。パソコンや携帯電話だってウィルスに感染することがあるのです。
人が作ったもので自然発生したわけではないですが、インターネット社会では注意が必要です。
2019年ごろから日本で急激に感染が拡大しているエモテット(emotet )ですが、個人情報を収集されて悪用するインターネット上の厄介な敵ですが被害が拡大しています。
インターネット上なので空気中のウィルス同様に識別しにくい特徴があり、今後も感染拡大する可能性が高いです。
もし個人のパソコンがエモテット(emotet )に感染したらどうなるのか?対策はあるのか?について調べてみました。
エモテット(emotet )とは何か?目に見えない敵に狙われている!
エモテット(emotet )とは感染者に関する情報を収集してメールを送り、添付ファイルを開かせることで感染を拡大するマルウェアと呼ばれるものです。
それ以外にエモテット(emotet )以外の様々なマルウェアを呼び込み感染を拡大させることできて機能も持ち合わせいます。
エモテット(emotet )は感染者のメール情報を収集して解析することが可能で、過去に送受信した相手を特定して返送、転送の形で不正なメールを送りつけるのです。
メールを受信した相手は知っている人からのメールと勘違いして添付ファイルを開けてしまいます。
Wordなどコンテンツを有効化する表示をクリックするとマクロが実行し感染するという仕組みです。
エモテット(emotet )に感染したらどうなるのか?
Wordファイル開封し端末2台がエモテット感染、一般財団法人建設業技術者センター https://t.co/StvViwXV89 pic.twitter.com/v6VHKX1hh3
— sec_tokyo_jp (@TokyoSec) September 25, 2020
感染してしまうと端末などに保存されたパスワード情報が窃取されてしまう可能性が高く、社内ネットワークでの感染拡大へと繋がってしまいます。
エモテット(emotet )は感染後には攻撃者が準備した外部サーバーへ情報を送り、サーバー上で情報を分析してエモテット(emotet )を感知できない端末を選別することもできます。
その端末上で外部からダウンロード、インストールまで行い、様々なことが行えるように設定してしまう恐ろしい機能まであるのです。
また、エモテット(emotet )が呼び込むマルウェアには銀行アカウントログイン情報やアプリの認識情報、オンラインアカウントのパスワード、閲覧履歴、機密情報を窃取する機能を持つ「TrickBot」などがあり、セキュリティの甘い端末は個人情報をオープンにしてしまうことになります。
エモテット(emotet )に感染を防ぐ方法は?対策はあるのか?
エモテット(emotet )に感染を防ぐ方法は身に覚えのないメールは絶対に開かないのは当然なのですが、身に覚えのある人からのメールも事前に聞いている資料の送付など以外には開かないことです。
また、WordやExcelなどのOfficeドキュメントのマクロを「すべてのマクロを有効にする」にしないことです。自動実行にしないことでウィルスの拡大を防ぐことには繋がりますがこれも完璧な方法ではありません。
やはりセキュリティソフトに頼るより仕方ないでしょう。
セキュリティソフトは常に更新され、新しいウィルスにも対応しているものがおすすめですが、定期的に自動でスキャンしてパソコンの安全を維持してくれます。
私はノートンを愛用していますが、1年でも1台あたり2,980(税抜)でお得なセキュリティだと思います。世界で一番売れているセキュリティソフトなので装備しておけば安心ではあります。
あとはNTTグループのセキュリティソフト「マイセキュア」も割安で人気です。
どちらも危険なマルウェアから我々のパソコンを守ってくれるので安心ですが、個人情報を抜き取られて悪用されるのが怖ければ装備するしかありません。
インターネットの世界は奥が深く、専門家でもよくわからないことが多いので、不安要素が少しでもあればセキュリティソフトを装備するのが賢明でしょう。
まとめ
エモテット(emotet )に感染したらどうなるのか?ですが、感染してしまうとメール情報、端末などに保存されたパスワード情報が窃取されてしまう可能性が高いということです。
これらの情報を悪用して、感染者の知り合いにメールを送ったりして感染を拡大してしまう非常に危険なウィルスなのですが、他のマルウェアも呼び込んでしまう厄介者。
会社内だと広範囲で拡大して被害も甚大ですが、目で確認できないので専門的知識がないと始末できません。
対策についてはまずはセキュリティソフトを装備して攻撃に備えることが必要です。
とにかく素人ではどうしようもなさそうなのでご自身のパソコンを守るためには前もって安全対策を講じておくしかありません。