阪神の福留孝介選手が今季限りで阪神を去ることがわかりましたが戦力外通告とは残念な結果です。
球界でも最年長選手となった福留選手は2013年に阪神にFA制度を使って、中日から移籍してきましたが、後輩選手の面倒見もよく後輩から慕われてきました。
9月に新型コロナ感染予防の内規を破って会食をしたことを受けて制裁金を科せられたりしましたが、阪神での後輩育成にはなくてはならない存在ではあります。
しかしながら戦力外となった福留選手は他球団への移籍を希望していることもありそうです。
福留選手は引退か?他球団への移籍はあるのか?中日への復帰は?について考察してみます。
福留孝介(ふくどめ・こうすけ)の功績
- 生年月日:1977年(昭和52年)4月26日
- 出身地:鹿児島県
- 出身高校:PL学園
社会人野球では日本生命に所属していました。1998年にドラフト1位で中日に入り、首位打者は2回獲得しメジャーリーグへ移籍しました。
2007年にはカブスで活躍してオールスターにもファン投票で出場しています。
2013年から阪神に移籍していますが、日米では2,000本安打を達成、MVPも2006年に1回獲得、ゴールデングラブ賞は5回、ベストナインにも4回選ばれているのです。
オリンピックは2回、WBCにも2回出場しており経歴はすばらしい限りです。
福留引退か?他球団への移籍はあるのか?中日への復帰は?
【プロ野球】
阪神・福留(43歳)戦力外
来年44歳となるが、現役続行を模索する。今季は43試合に出場し、
打率.154/12安打
1本塁打/12打点中日、阪神在籍時でワーストの打撃成績となっている。 pic.twitter.com/mF4X9RA1n3
— びぃぜっとぉ (@bz1988921lmlove) October 20, 2020
これだけの功績のある福留選手ですが、阪神ではさすがに試合に出場することが少なくなっています。
今季は1割5分程度の打率で低迷していますが、外国人選手の獲得、若手選手の出場が増えているためほとんど代打でしか出場できていません。
福留選手の持ち味はボールを遠くに飛ばす技術にありますが、左右にうまく打ち分ける技術もあり若手選手は見習うところが多いでしょう。
また、ゴールデングラブ賞を複数受賞しているだけあって守備面もすばらしいことがわかります。高度な捕球技術で前後とも打球を処理することができるところも若手には見習ってほしいです。
試合への出場機会が少ないとこの技術を真似ることもできませんので勿体ないのですが、これだけの技術を持ちながら体も動いているので引退はないでしょう。
そうなるとどこの球団が興味を持つかということになりますが、中長距離とも打てるバッターの少ないチームが候補に挙がります。
巨人は丸選手あたりの加入により打線は強力になったためバッターの補強は不要な感じです。
古巣の中日への復帰も考えられますが、今年は2位まで浮上していることからチーム力が上がっているといえるので若手の指導もできる福留選手獲得はあり得るのかもしれません。
また、阪神とともに在阪球団のオリックスあたりは相変わらず補強ができず最下位に沈んでいることから打線、守備ともに補強する必要があり若手の育成も含めて獲得に動くかもしれませんね。
福留選手はプロ野球球団在籍に固執するでしょうが、独立リーグで監督兼任で選手を育成するのもありでしょう。
いづれにしても年齢的にはいつまでも現役とはいかないので、後輩の育成も兼ねた立場で獲得できる球団への移籍が球界には望まれます。
まとめ
阪神を戦力外通告された福留選手ですが、引退の可能性はなさそうです。
他球団への移籍はあるのかですが、誰もが古巣の中日への復帰を望んでいるのかもしれません。
しかしながら若手の育成にも定評のある福留選手ですので、最近低迷し続けるオリックスで若手、ベテランともに磨きをかけに移籍してほしいところです。
まだまだ現役続行できるだけの体を持っている福留選手には引退だけはしてほしくないですね。