2020年12月11日に公開される「新解釈・三国志」ですが、大泉洋やムロツヨシなど大物俳優が集結しており注目の映画です。
中国の三国志は今までも数々の映画が製作されており何度も観た人もいるでしょうが、今回の作品は少し今までとは様相が異なります。
新解釈の意味も気になりますが福田雄一監督の作品なのでユニークな一面があり楽しめる映画ではないでしょうか。
新解釈・三国志のストーリーとキャストの役どころ、評価や口コミについて探ってみました。
新解釈・三国志のストーリーは!
そもそも三国志をご存知ない人もいるでしょうから簡単にご紹介してみます。
4代の皇帝に仕えた曹騰の孫として155年に曹操は洛陽に生まれました。
賄賂をはじめ政治は腐敗していた世の中でしたが、大平道という信仰が生まれ信者が挙兵して184年に黄巾の乱が勃発ました。官渡の戦いでは曹操軍が袁紹軍の兵糧のある烏巣を焼き討ちして勝利しています。
曹操の勢力は勢いを増し巨大な国(魏)を築きますが、ここに劉備が対抗することになります。
あの有名な赤壁の戦いでは孫権と劉備の連合軍が曹操の水軍を打破しています。天候や風向きを味方にする活躍でしたが、諸葛孔明の知恵による勝利であったと語り継がれているのは皆さんもご存知のことかと思います。
劉備軍はわずか3万人に対して曹操軍は80万人と圧倒的な不利な条件での勝利でした。
その後、曹操は天下統一を前に病没してしまいます。
曹操が不在となり劉備(蜀)は関羽仇討ちのため夷陵の戦いに挑むも呉の陸遜の火責めにあい敗北します。劉備はその後病没していますが諸葛孔明に託したものの諸葛孔明も亡くなりました。
そして蜀、魏が滅び孫権の死後、呉は孫亮、孫休、孫皓へと帝位が受け継がれましたが、孫皓は暴君だったため晋が攻めてきた時には対抗できずに国は滅びてしまい晋の時代となったのです。
日本の戦国時代のような権力争いの時代でしたが、陸続きの大きな国を守るのは容易なことではなかったのでしょう。
それぞれの国のトップが亡くなる度に国は入れ替わり、一般市民を巻き込んだ戦いに暮れた時代だったのです。
この歴史的に有名な三国志を変化に富んだストーリーに描いているのが「新解釈・三国志」という映画ですが、ユーモアを交えて面白おかしく作りあげています。
三国志の歴史に沿って描かれているストーリーですが、歴史的人物についてはかなり面白く表現されており、歴史的人物はこうあるべきと思っている人には意外な感じに映るでしょう。
福田監督の過去からの構想が盛り込まれており、楽しい部分とシリアスな部分が融合した作品になっています。
評価も豪華キャストである点ではキングダム同様ですが、役柄がかなり異なる点では楽しむならこの作品なのかもしれません。シリアス好きな三国志ファンでは物足りなさを感じるかもしれませんが、どちらも作品の良さがあるので好みや評価は割れそうです。
新解釈・三国志のキャストの役どころは?
キャストの一覧を見る限りでは超有名俳優は勢ぞろいですが、それぞれの担う役柄は明確で大泉洋、ムロツヨシらを主要メンバーを除いては目まぐるしく入れ替わって出演しています。
大泉洋が演じる劉備はとにかくボヤきまくりの役で、本当にこんなにボヤいてたのかと思ってしまう役です。
ムロツヨシの演じる諸葛孔明は本当は頭のキレる天才的なタイプですが、どうも利用できる人は全て利用する他力本願タイプの役となっています。
妻役には橋本環奈や山本美月など美しい女性も登場させることを忘れていません。
三国志は美しい妻を巡っての戦いであったように記述されているぐらいなので、女性を巡っての場面があるのかは見ものです。
「蜀」
- 劉備玄徳(大泉洋)
- 諸葛亮孔明(ムロツヨシ)
- 関羽(橋本さとし)
- 張飛(高橋努)
「舞」
- 趙雲(岩田剛典)
- 貂蝉(渡辺直美)
「暴」
- 黄巾(山田孝之)
- 呂布(城田優)
- 董卓(佐藤二朗)
「呉」
- 周瑜(賀来賢人)
- 孫権(岡田健史)
- 魯粛(半海一晃)
- 黄蓋(矢本悠馬)
「妻」
- 黄夫人(橋本環奈)
- 小喬(山本美月)
「魏」
- 曹操(小栗旬)
- 荀彧(磯村勇斗)
- 夏侯惇(阿部進之介)
撮影風景を見る限りでは本気モードとコミカルな部分を融合させている作品のようで、現代ならのようなシーンがたくさん見れそうです。
歴史的には忠実に描きつつも現代風に考えたらこんな感じのような場面がたくさんありそうです。
豪華俳優の出演にコメディ的な要素を入れた作品なので今までの作品とは大きく異なる映画であることは間違いないでしょう。
新解釈・三国志の評価や口コミは?
新解釈・三国志を観てきた人の評価としては面白い作品であることがわかりますが、三国志をこよなく愛する人にとっては物足りなさを感じるものです。
三国志のストーリーは守っているものの、キャストの個性をそのまま反映しているので、俳優が自由奔放に演じている映画に仕上がっています。
豪華キャストが出演しているので人気俳優を順番に見れるので役者好きな人にはたまらないないでしょう。
口コミは以下の通りですが、面白さだけを求めるなら満足のいく作品であり、歴史好きな人には不満が残る作品となっています。
#新解釈三国志 見てきました。
福田雄一作品だなーって感じ。
三国志好きな人はいいけど、三国志をある程度知ってないときついんじゃないかな…というのが正直な感想。
そして三国志好きな人は、福田雄一のこのいじり方はどうなんだろう…。という難しい作品でした(笑)
三国志やるには時間が短い。 pic.twitter.com/R8ZrVv6EeP— うらけん (@uraken0710) December 11, 2020
新解釈・三國志観てきた('ω')
感想としては、三國志時代に飛ばされた大泉洋と、ムロさんに似たテンション高めの孔明のわちゃわちゃ見てるって印象
役者のやりたい放題見てるの楽しかったー#新解釈三国志 pic.twitter.com/TbUlg6bDQX
— テェミ@感謝の年内依頼〆 (@temihamu) December 12, 2020
今日はレッスン帰りに新解釈三国志を見てきたよ。
もう、ね。さすが福田監督作品としか言えない。俺からネタバレになる感想を言うとしたら一つだけ。
三国志初見やガチ勢は見なくていいです。
横光三國志等の入門編を履修した方や福田監督のギャグ作品が見たい人だけにしましょう。はい。
— 飛縁カク@吸血鬼Vtuber (@Kaku_hinoe) December 13, 2020
まとめ
新解釈・三国志のストーリーとキャストの役どころ、評価や口コミについて探ってみました。
ストーリーは三国志を忠実に描こうとしていますが、現代風にコミカルに描くシーンがたくさんありそうです。
今だったらこんな感じなのかという少し風変りな三国志に出来上がっています。
キャストや役どころもかなり有名俳優が登場しますが、シリアルとコミカルの融合で我々を楽しませてくれること間違いなし。
撮影現場を見る限りでは笑いで年末を締めくくれそうな映画といえそうです。