SWIFT除外とは何？なぜウクライナとロシアの戦争を集結できるのか？わかりやすく説明！

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ウクライナとロシアが全面戦争となって数日が経過していますが、短期終結すると思いきや停戦交渉もうまくいかず長期化しそうな状況です。

国連も介入しようと試みるものの、常任理事国のロシアが反対していては収まるはずがありません。

ここにきてSWIFという言葉を聞くようになりましたが、なんかよくわからないと思った人もいるでしょう。

このSWIFTをロシアを除外にすることは経済界の核弾頭とも呼ばれるほど国を孤立させてしまう効果があるらしいです。

今回はSWIFT除外とは何？なぜウクライナとロシアの戦争を集結できるのか？わかりやすく説明してみます。

SWIFT除外とは何？

SWIFTとは国際銀行間通信協会という組織です。

21世紀になって世界がグローバル社会になり、各国が輸入、輸出を頻繁に行うようになりました。

例えば日本がアメリカから輸入品を送ってもらうと代わりにお金を支払うはずです。この時、企業は日本の銀行に依頼し、代金をアメリカの銀行に送金してもらいます。

この国際送金をする時にその銀行がSWIFTに所属していないと国際送金できません。

なぜSWIFTに所属する必要かということになりますが、実はSWIFTは非常に高いセキュリティで守られているインターネット通信網を使って送金できるようになっています。

もし簡単にハッキングされるようなインターネット網で送金したらどうなるでしょう。100億円送金するところを1,000億円に書き換えられることだってできてしまう。

つまり安心して国際間でお金のやり取りができないというわけです。こんなことが起こらないようにするためSWIFTが作られています。

国際間でお金を送金する場合はこのSWIFTに属していない取引は信用されないということです。

SWIFT除外がなぜウクライナとロシアの戦争を終結できるのか？わかりやすく説明！

もし日本がSWIFT除外される場合どうなるでしょうか？

日本のように石油、食料など海外依存度の高い国ならお金の送金ができないと物が入ってこない状態になります。こんなことになると忽ち生活できなくなります。SWIFT除外はこのような状態に国を追い込んでしまうのです。

また、SWIFT除外されると、その国の通貨は国際的価値なしと判断されます。そうするとその国の通貨は大暴落し、国の株価も大暴落するのです。

輸出入に頼っている企業は存続できなくなります。また、食料品も輸入できないので一般市民にも混乱が発生し生活できなくなります。

プーチン大統領の資産凍結だと一部の上層部の人にしか影響がありませんが、一般市民をも巻き込むSWIFT除外だとスーパーに商品が並ばない、ルーブルが大暴落、会社も倒産続出することになり国内大混乱となるのです。

SWIFT除外をなぜ今まで実施しなかったのか？

ロシアをSWIFT除外をすることはロシアから輸入することができないことを意味します。ヨーロッパ各国は世界でも有数の天然ガス生産量を誇るロシアから天然ガスを輸入できなくなると困るわけです。

ロシアに近いバルト3国は戦争が始まった当初からSWIFT除外を提案していました。

ドイツはSWIFT除外を行うと天然ガスを輸入できなくなり困ることを恐れてSWIFT除外に難色を示していたのです。

プーチン大統領もヨーロッパ各国がそこまでしてウクライナを守ると思っていなかったようですが、
SWIFT除外が決定されることは予想外だったのしょう。

ロシアにとって戦争が長期化してSWIFT除外状態が長く続くと国内は混乱し、反戦運動が活発化すると思われます。そうなるとプーチン大統領も失脚に追い込まれかねないのです。

もともとアメリカなど西側諸国は2～3日でウクライナが負けると予想していたのですが、思った以上に抗戦して長期化する様相です。

世界的に反戦ムードが高まり、ロシアへの圧力が強まり始めると西側諸国はウクライナに対して武器まで供給するようになってしまいました。

世界を大きく敵に回すことになったロシアがウクライナをどこまで追い込めるかが鍵にはなりそうですが、戦争が長期化するとロシア、プーチン政権にとっては不利であることは間違いないでしょう。

まとめ

今回はSWIFT除外とは何？なぜウクライナとロシアの戦争を集結できるのか？わかりやすく説明してみました。

SWIFTとは国際的にお金を送金できるセキュリティが高い仕組みのことです。

この仕組みを使わないと輸出入ができなくなるのですが、この仕組みからロシアが締め出されることになりました。

このことによりロシアの輸出入に依存している企業の業績は傾き、食料品などが店頭に並ばなくなります。また、ロシア通貨のルーブルは大暴落し、株価も大暴落するでしょう。

そしてロシア国内では反戦ムードが高まりプーチン政権は崩壊するはずです。

当然のことながら戦争は終結することになるのですが、ロシアが我慢できなければウクライナに対して
無差別な攻撃を行うことになる可能性だってあります。

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、早く戦争が終結してほしいものです。

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