鹿児島県の南にあるトカラ列島付近にて群発地震が発生していますが、大地震に繋がるのではと話題になっています。
10年前の東日本大震災など過去の大地震が発生する前には、トカラ列島付近で群発地震が発生していています。このことからトカラ列島付近に群発地震が発生すると他のエリアで大地震が発生する「トカラの法則」と言われるようになったようです。
今回はトカラの法則と大地震の関係性について!地震発生の可能性や場所について調査してみます。
トカラの法則と大地震の関係性について!
気象庁をはじめとする地震の専門家はトカラ列島付近の群発地震と過去の大地震との関係はないと否定しています。
- 2000年10月2日トカラ列島付近で群発地震発生⇒4日後には鳥取県西部地震(M7.3)
- 2003年8月19日トカラ列島付近で群発地震発生⇒38日後には十勝沖地震(M8.0)
- 2011年3月6日、7日トカラ列島付近で群発地震発生⇒4日後には東日本大地震(M9.0)
- 2016年4月7日、8日トカラ列島付近で群発地震発生⇒6日後には熊本地震(M7.3)
- 2016年12月8日トカラ列島付近で群発地震発生⇒20日後には茨城県北部地震(M6.3)
- 2018年6月15日、16日トカラ列島付近で群発地震発生⇒2日後には大阪北部地震(M6.1)
記載の例だけを見ればトカラの法則があってもおかしくないように思えますが、専門家はいづれの地震も距離がありすぎる場所で起こっていることを指摘していました。
トカラ列島付近で起こっている地震の原因は海溝のプレートではなく、地下にあるマグマが活発化していることを指摘しています。
マグマが活発化して発生している地震であればいづれの大地震にも影響を与えることはないとのことです。
しかしながらこれだけで関係性を否定するには無理があるようにも感じます。
日本付近は海溝プレートや火山が多数ありすべて地下で繋がっていることは間違いありません。
地球規模の海底の動きなど専門家でも予測することは不可能だといえるでしょう。
つまり大地震が起こる可能性はゼロではないということです。
トカラ列島の群発地震が
治らない中で、
和歌山県のココで?地震!
南海トラフは大丈夫なのか? pic.twitter.com/xto8XpejaU— IH-Soyin-UK (@kookoo163) April 13, 2021
トカラ列島付近で起こっている群発地震の数日後にはどこかで大きな地震が発生していますが、遅くても1~2か月後に何か地殻変動がある可能性は否定できないように思います。
地震発生の可能性や場所は?
大地震発生の可能性はゼロではありません。
トカラの法則があるのかは不明ですが、大規模な地殻変動が起こる可能性はあるかもしれませんので地震への対策は必要です。
場所を特定できるとありがたいのですが、これだけ過去の大地震の場所が異なると特定することは難しいと言えるでしょう。
トカラ列島の数百に及ぶ地震は、南海トラフの前兆だと思って覚悟してる pic.twitter.com/fssJ2ighT6
— ラス⛩️一宮参拝旅 (@LasTelda923) April 13, 2021
しかしながら比較的遠くの場所で発生しているので、大規模地震が発生すると言われている場所の皆さんは備えは必要です。
日頃から気をつけていてもいつ来るかがわかならいので、どうしようもないのが地震です。
しかしながら家族で連絡を取る手段や何かあれば集まる場所などを決めておくことはできます。
地震発生時は電話は繋がらないでしょうが、LINEはできたりしたので過去に有効な連絡手段は押さえておくべきでしょう。
また、最小限の食糧や水などの備蓄は必要かもしれません。
まとめ
今回はトカラの法則と大地震の関係性について!地震発生の可能性や場所について調査してみました。
残念ながらトカラの法則があるのかは不明ですが、大地震がいつきてもおかしくない時期であることは間違いなさそうです。
場所の特定やいつ発生するかは不明ですが、備えは必要かもしれません。
コロナ禍でつい忘れがちな地震への備えですが、最低限の準備はしておくべきかと思います。