競走馬育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」を開発するCygamesが、コナミデジタルエンタテインメントから特許権侵害で訴訟を提起されました。
特許侵害で訴訟になることはよくあることですが、損害賠償額が40億円とのことだけに見過ごせない。
しかしながらウマ娘人気が続いているだけになぜこんなタイミングにコナミは訴訟に及んだのかは疑問です。
今回はコナミがウマ娘が特許侵害で提訴する理由は?パワプロに類似?内容や事実について調べてみました。
コナミがウマ娘が特許侵害で提訴する理由は?パワプロに類似?
Cygamesがコナミデジタルエンタテインメントから特許権侵害で訴訟される理由は育成システムが『実況パワフルプロ野球』(以下パワプロ)のサクセスモードと酷似しているとのことです。
なんとなくパワプロをやった人なら似てるよねと思ったのかもしれませんが、野球と競馬の違いがあるのでそれほど気にならないのかもしれません。
ウマ娘の育成システムがパワプロみたいだよって話を聞いて「なるほど! ……あれ、コナミの特許は?」と思ったんですが、調べてみたらちょうど半年〜1年前とかに関連してそうな特許が切れてますね。 通りでねぇ!
特開2001-175157(〜2019/12)⁰特開2001-252472(〜2020/3)
— きっかん (@ktzkn_) March 2, 2021
2019年、2020年にコナミが取得した関連の特許は期限切れとなっておりました。
実はこの時期を狙ったかどうかは定かではありませんがウマ娘リリースは一度延期されています。
ゲーム配信延期に関するお知らせ
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』は2018年冬の配信開始を予定し開発を続けてまいりましたが、このたびさらなるクオリティ向上を目指し、配信予定を延期させていただきます。
配信をお待ちいただいている皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
今後の最新情報につきましては、公式ポータルサイトおよび公式Twitterにて順次お知らせしてまいります。
引用元:https://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0119
参考画像:
左がパワプロ 右がウマ娘
パワプロにおけるセクションがウマ娘におけるレース目標と同じと考えるとシステムが似ているように感じます pic.twitter.com/BU72vXzOVc— Rute(リュート) (@ruteplus) May 17, 2023
特許期限切れなんだからなぜ訴訟されるのかわからんとCygames側はコナミに対抗することは間違いなでしょうが、本当のところこの特許を侵害するのかはこれからの調べで明らかになりそうです。
コナミがウマ娘が特許侵害で提訴する内容や事実について!
ところでコナミのパワプロの特許の内容とはどんなものか気になります。
特許権が満了したパワプロの特許について!
特許番号:特許第3343099号
出願番号:特願2000-064115
出願日:2000/03/08
特許権者:株式会社コナミコンピュータエンタテインメント大阪
これだけ見れば特許は切れているどころから申請しているではありませんか。
この特許は「ある特定のキャラクターを育成して成長させていく」制御プログラムのようです。
これはある意味ポケモンとかにもありそうな気がしますが、使用することになるのかは疑問。
コナミがウマ娘が特許侵害で提訴する内容や事実について!
確かに類似している点はどのゲームでもありがちです。
今回のように育成プログラムを特許侵害と言われてしまうとゲーム制作会社がどのゲームを作るにしても特許の壁だらけになってしまいます。
まったく同じように制作したゲームではないし、今回は野球と競馬で共通点が極めて少なく特許侵害になるのかはいささか疑問です。
ただしウマ娘側のリリースのタイミングに関しては異議を唱える人はいるでしょうし、今後も焦点になるのかもしれません。
まとめ
今回はコナミがウマ娘が特許侵害で提訴する理由は?パワプロに類似?内容や事実について調べてみました。
コナミがウマ娘が特許侵害で提訴する理由はCygamesがコナミデジタルエンタテインメントから特許権侵害で訴訟される理由は育成システムが『実況パワフルプロ野球』(以下パワプロ)のサクセスモードと酷似しているとのことです。
また、内容や事実についてですが、コナミ側が取得した特許にウマ娘がリリースしたタイミング、また、ウマ娘がどの程度パワプロに類似しているのかが焦点となりそうです。
ウマ娘がこれだけ人気したこのタイミングの訴訟とは何か意味深な感じがしますね。
なんとかあまり揉めずに決着してそれぞれ新しいゲーム開発に時間を費やしてほしいものです。