10月からTBS日曜ドラマとしてスタートする妻夫木聡が主演の「危険なビーナス」が早くも話題になっています。
高視聴率をたたき出した「半沢直樹」の後だけにプレッシャーのかかる作品ではありますが、東野圭吾氏の作品をドラマ化している点ではかなり注目度の高い作品ではあります。
原作とドラマは多少異なる点があるでしょうが、原作をもとに「危険なビーナス」のあらすじや結末についてご紹介してみます。
また、主人公の独身獣医役の手島伯朗（妻夫木聡）の結末がどうなるのかについても記載してみます。
東野圭吾氏の「危険なビーナス」のあらすじは！主人公手島伯郎の恋は？
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主人公の手島伯朗（てしまはくろう）は38歳の池田動物病院の院長代理として勤務する獣医です。
5歳の時には父が亡くなり、母は矢神家の御曹司と再婚しました。
しかしながら矢神家の血を引いていないため伯郎は居心地が悪く、母の死後には矢神家から抜け縁を切っています。
正義感が強く真面目ではあるものの、美女には弱く未だに独身です。
実は美女に弱い手島が好きになった相手が失踪した弟の妻でした。
ある日、1本の電話が伯郎にかかってきましたが、失踪した弟の明人と結婚した妻の楓（吉高由里子）だったのです。
弟は矢神家を背負うことが嫌で失踪したとのことですが、弟が失踪したことを告げて捜索を伯郎に依頼しますが、美女に弱いこともありますが、困っている女性を放っておけない性格から弟の行方を追いかけることになります。
その頃、伯郎の母が再婚した父・矢神家の主人である康治は膵臓癌で入院していました。
伯郎は容態のよくない父に10年ぶりに再会することになりますが、この時に弟の明人が矢神家を継承する必要がないことを父・康治から知ることになります。
そうなるともめるのが遺産相続ですが、康治の妹の波恵とそれ以外に6人親族会に参加しています。
矢神家もかなり以前に比べると勢いはありませんでしたが、それなりに相続する遺産は残っていました。
弟と結婚した楓は失踪している弟の意志は遺産を全て相続することだと親族に主張しましたが、波恵の姪に本当に明人の妻であるのか疑われます。
伯郎は既に楓のことが好きになってしまっており、楓を疑うことはありませんでした。
また、矢神家の主人であった康治の父には愛人がおり、遺産相続のため養子にしていました。その愛人には息子・勇磨がおり、親族会にも参加していましたが、彼も楓に好意を持ってアプローチしていました。
楓は弟の妻ではありましたが、伯郎はその愛人の息子には敵対心を持つことになります。
伯郎の母が矢神康治と再婚したのはなぜだったのか？伯郎の父・一清に秘密が隠されていた。
伯郎の母・禎子は資産家の矢神康治と再婚していますが、前夫の一清と婚姻関係にある時、一清が脳腫瘍で錯乱状態になっていました。
当時、康治は脳に電流を流して精神的な疾患を和らげる研究をしており、一清と禎子は康治の研究に託すことにしたのです。一時的に症状は改善しましたが、脳腫瘍はその後、肥大化して一清は亡くなっています。
康治が禎子と結婚したのではこのことが原因だった模様ですが、禎子は康治からとても貴重なものを貰ったとこぼしていました。
康治は「後天性サヴァン症候群」という珍しい症状の研究をしていましたが、脳の治療時に天才的な能力を引き出せる研究でもありました。しかし康治はこの研究の成果を発表することなく断念していました。
「危険なビーナス」の結末は？主人公の妻夫木聡はどうなるのか？
康治が断念した研究の成果のレポートが見当たりませんでしたが、このレポート探しをめぐって物語が展開していきますが、レポートだけではなく更にとても重要なものが見つからずでした。それは伯郎の亡くなった父・一清が制作していた絵『寛恕の綱』の存在だったのです。
この絵をめぐって殺人などの事件が起こりますが、弟の明人はすべての原因である人物を突き止めるために失踪、拉致監禁されたことを偽装していました。
楓は真実を突き止めるための潜入捜査官だったのです。
潜入捜査により原因を突き止めることができますが、後天性サヴァン症候群のレポートを世に発表することも見送られました。
結果的には矢神家は弟・明人と勇磨の二人で立て直すことになり、伯郎は獣医として今まで通り勤めることになります。
終わりに
「危険なビーナス」のあらすじと結末をご紹介してきましたが、ドラマの設定は原作とは多少異なるでしょう。
主人公の妻夫木聡はどうなるのか？についても原作では恋の行方はわかりませんでしたが、ドラマでは原作以上の展開が待っているのかもしれませんね。
ドラマを見てから原作を読むのもいいかもしれませんが、先に原作を読んでみてドラマを見るのも違いがわかって面白いかもです。
