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トリチウムのゆるキャラ化の問題点は?炎上した理由とは?口コミまとめ

福島第1原発の処理水を海へ放出することが問題になっていますが、処理水に含まれるトリチウムをゆるキャラ化したことで批判が集まり、キャラを削除する騒動へと発展してしまいました。

原発の処理水を海に流すことにより地元の漁業への風評被害が拡大することが懸念されています。

そんな地元の人々の気持ちを汲み取足らずに処理水の処分を優先することになってしまったのですが、ゆるキャラ化が更に逆撫でした結果となったわけです。

今回はトリチウムのゆるキャラ化の問題点は?炎上した理由とは?口コミをまとめてみました。

トリチウムのゆるキャラ化の問題点は?炎上した理由とは?

問題のトリチウムのゆるキャラ化は電通に3億円もの経費をかけて作成してもらっています。

トリチウムをゆるキャラ化してより安全性が高いことをアピールすることが狙いでした。

東京電力福島第1原発の処理水を約2年後に海へ放出する政府の方針決定に合わせ、復興庁は13日夜、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの安全性をアピールするチラシと動画を公開した。

トリチウムをかわいらしいデザインで表現して「ゆるキャラ」のようなキャラクターになっているが、「あまりにも軽い」と批判の声も上がっている。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6390619

可愛いデザインでアピールすることはわかりますが、国は原発の処理水を海に流すことで地元の漁業にどれだけ影響が出るかを理解しているのでしょうか?

10年前の原発事故の時も福島県の農業従事者は農作物の風評被害を受けています。

今度は漁業関係者にとっては死活問題となるはずです。

福島沖で捕れた魚に対する世間の目は厳しくなるはず。

専門家からすれば安全性に問題がない、海は遠くまで繋がっており更に処理水が薄まるので安全ということでしょう。

ゆるキャラ化はその安全性を強調したかったのでしょうが、風評被害は安全性とは異なる部分で発生するものです。

たとえ国や政治家が安全であることをアピールしても、消費者からすれば敬遠することは間違いないでしょう。

そして今まで売れていた魚が売れなくなったり、そこで捕れた魚の人気が落ちてしまうのです。

この点を理解していたらゆるキャラで安全性をアピールするなんてことは行動にはならなかったでしょう。トリチウムのゆるキャラ化が批判されたり、炎上するわけです。

地元の漁業関係者の意見を最後まで尊重することなく、処理水を海へ放出するようですが海外からの批判を浴びることは間違いないでしょう。

今後、処理水の海への放出のスケジュールが気になるところです。

トリチウムのゆるキャラ化に対する口コミまとめ

トリチウムのゆるキャラ化に対する世間の声は賛否両論ですが、地元に近い人ほど厳しい意見なのかもしれません。

トリチウムの海への放出といい、ゆるキャラ化の発注先といい企業活動が優先されており、地元の人々の暮らしに対しての配慮がなさすぎるように感じます。

いずれ処理水を溜めることができなくなることはわかりますが、企業活動を優先し過ぎた結果が原発事故だったように思います。

今回のゆるキャラ化問題などもう少し国民の生活を優先する国であってほしいものです。

まとめ

今回はトリチウムのゆるキャラ化の問題点は?炎上した理由とは?口コミをまとめてみました。

ゆるキャラ化を否定するわけではありませんが、もう少し地元の人々、今回は漁業関係者への配慮をするべきだったように思います。

原発の処理水を海へ放出することを優先する以前に風評被害に対するケアを十分に行っておかないと、また地元の人々の生活を苦しめるだけになるでしょう。

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