最近、日本のアニメが中国で炎上騒ぎになることが増えてきました。
アニメのストーリーに対する意見や声優などの発言によるものなど原因は様々ですが、日本とは文化も異なる海外での反応なので当然といえば当然なのかもしれません。
グローバルな世界が進みつつあることから今後もこのような炎上問題は増える可能性はあります。
今回はアニメ声優の茅野愛衣が靖国神社参拝したことで中国で炎上騒ぎとなっていますが、原因や問題はどこのあるのかについても考えてみたいと思います。
アニメ声優の茅野愛衣が靖国神社参拝したことで中国では炎上!
無職転生おもろすぎる
エグいおもろい
シルフィ可愛い#無職転生 #茅野愛衣 pic.twitter.com/Qs34AOdwbc— wata (@ZcDJDCYa0zLzdzQ) February 1, 2021
茅野愛衣は日本のアニメ声優で「無職転生」のシルフィ役や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のめんま(本間芽衣子)役など多数の作品に出演しているので知らない人はいないのかもしれません。
声優さんなので顔と声が一致しないかもしれませんが、アニメを見れば聞き覚えがある声だという人も多いはず。
そんな声優の茅野愛衣が自身のラジオ番組でスタジオが靖国神社近くだったことから、たまたま参拝する機会があったようです。
この時の様子を「仕事の時間までもう少しあるのでのんびりしています。鳥居をくぐって少しだけお清めさせていただきました。」と語っていた模様ですが、その後炎上問題へと発展しています。
アニメは中国でも放送されていることが多くファンからは「好きだけど残念」、「さようなら」と寄せられているだけに止まらず、「第二次世界大戦の被害者に謝罪せよ。」などの声もあがっています。
日本のユーザーについても同様の意見を寄せられていますが、既に音声データなどの情報が削除されています。
中国での炎上の原因や問題はどこのあるのか?
茅野愛衣pic.twitter.com/idbi1s47Zq
— 同じ声優bot (@bot04164997) February 17, 2021
靖国神社といえば日本の戦没者を追悼するためだけであれば問題ないのでしょうが、第二次世界大戦を引き起こしたA級戦犯者までもが祀られています。
日本は当時、天皇のために戦う軍国主義が唱えられており、海外へ多くの軍人の派遣が行われておりました。
とかく中国では多くの犠牲者を出したことから、今でも当時のことに対する反日感情が残っています。この当時の戦争を引き起こした原因である人物が祀られている神社に対する政治家の参拝は常に問題視されています。特に現職の内閣総理大臣の参拝が行われると反日感情が高まり、海外で問題化されているのです。
この靖国神社への参拝を声優の茅野愛衣がしたことが、なぜこれほど問題になったのでしょう。
アニメの声優であり政治的にはあまり影響がない人物といえます。
しかしながらネット上では大きな炎上問題へと発展しているのです。
先日も日本の人気アニメ「無職転生」が中国で配信中止になる問題もあったように、中国では日本から入ってくる文化的な要素に対する警戒が強いように感じます。
勿論、異国文化なので海外の人とは価値感が同じではありませんので、日本では当たり前に許されるものも海外では違和感に捉えられることは多数です。
今回は日本の現代文化の象徴ともいえるアニメ界で活躍する人の発言が政治的な要素と結びついたといえるのではないでしょうか。もしくは「無職転生」の時と同じように意図的に結び付けた人の存在があったのかもしれません。
いづれにしても俳優や声優の皆さんも海外では政治的な影響に繋がるようなことは発言しないほうがよいのかもしれませんね。
今はコロナの影響で異国間の交流が極端に少なくなっています。ある意味、どの国も鎖国状態になっており海外からの情報に関してはかなり敏感に反応するようになっていると言わざるを得ません。
まとめ
今回はアニメ声優の茅野愛衣が靖国神社参拝したことで中国で炎上騒ぎとなっていることをご紹介してきました。
また、炎上の原因や問題はどこのあるのかについても考えてみました。靖国神社への参拝は政治的な要素が大きく、著名人はあまり公表するべきではないのかもしれません。
特に日本のアニメは海外進出のスピードがすさまじく、日本の文化的な象徴ともいえる存在となっています。
つまり日本のアニメの声優さんの存在感も海外では大きくなっているといえるでしょう。
何気なく発言した神社の参拝ですら炎上騒ぎになるようですので発言には注意が必要ですね。