外食チェーン店の大戸屋が同業のコロワイドに敵対的買収を仕掛けれ、コロワイドが勝者になりましたが何かと世間を騒がせる事態となりました。
大戸屋といえば庶民にやさしい手作り感のある食堂チェーン店として長年親しまれてきましたが、大戸屋創業者の三森久実氏が他界されてからここ近年は次期窪田社長と三森社長の長男との揉め事など社内での内紛が続きました。
結果的には窪田社長は創業者の三森久実社長の長男を会社から追い出したものの、長男が持っていた株式をコロワイドに売却されて買収が成立し、大戸屋の現経営陣はほとんど退陣を迫られる結果となりました。
こんな状況下で新しい体制になることを受けて大戸屋社員の退職者が増えていますが、退職する理由について考えました。また、退職の原因は買収したコロワイドの社風なのでしょうか?
大戸屋社員が退職する理由は何か?
大戸屋秋葉原店限定のこれ美味かった
あつすぎて舌火傷したけど👅 pic.twitter.com/T0grJxZgjF
— おぐさん (@oguoguogusan) October 6, 2020
コロワイドは1963年に設立した外食チェーン店企業ですが、牛角やかっぱ寿司、甘太郎など何となく見たことや行ったことのあるお店を多数チェーン展開している総合外食企業です。
会長の蔵人金男氏はワンマン経営で知らています。
名前からしてお金は溜まりそうな名前ですが、お金に囲まれているような雰囲気さえ醸し出している会長です。
「挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる」「家庭が劣悪な条件で育ったのだろう」など暴言を吐きまくるところは常で、上場企業なのに品位がなさすぎるとか、こんな会長だからブラック企業に間違いないなどひどい言われようです。
しかしながらコロワイドは企業買収で業績を拡大し続けており、その矢は大戸屋にも放たれました。
元より社内の内紛でチームワークは最悪の最中にコロナの影響で業績も悪化してしまい、創業者の長男までも敵に回してしまったことから、勝ち目のない敵対的買収にあってしまったのです。
こんな最悪の事態となった大戸屋を辞める社員が増加しています。
会社を辞める理由はいろいろありますが、一つはコロワイド社長のワンマンぶりから会社に相当おりずらくなるのではと感じているのでしょう。
また、現経営陣は創業者のいいなりの人の集まりで創業者の経営を上回ることはできなかった。よって経営が自分の会社を守る手立てもなかったことへの不満もあるのでは?
なんといっても創業者が亡くなった後に社外に目を向けるのではなく、内部で揉めており結果的に買収されるストーリーになってしまったのです。
愛想を尽かしてしまった社員が多数いてることは間違いなさそうです。
大戸屋社員が退職するのはコロワイドの社風が原因か?
大戸屋でチキン南蛮頼んだら思ってたのの倍量きました🐓
こんなはずでは pic.twitter.com/vQtHOlyLq6— あいる🍁♨🎊 (@tcccv6) October 10, 2020
コロワイドの経営は効率的なセントラルキッチンで商品を提供するパターンが多いです。
大戸屋のように1店舗ごとに調理する非効率だけど出来立てを提供するタイプとは根本的にやり方も価値観も異なります。
こんな調理の仕方以上に退職に及ぶ原因は何だったのでしょうか。
コロワイドの社風が原因との声も多いようですが、どんな社風なのでしょうか。
転職サイトの書き込みを見てみるとコロワイドの現場もそれほど劣悪な環境ではなさそうです。
女性は休みやすい環境にあり、産休育休も取得可能。時短勤務は難しく早く帰りづらい雰囲気はあります。男性が育休を取得している例はありません。
アルバイトでも歳の近い社員が多く、話しやすい雰囲気はあります。管理能力はいまいちで何を聞いてもわからない社員も多い。
有給も取得できたし先輩後輩の関係は良好でした。コミュニケーションが苦手な人でも優しく教えてくれました。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2760/answers?sort=high_rate
実際に働いていた社員やアルバイトの書き込みを見る限りでは店舗スタッフなどは問題なく働いているように思います。
飲食業界だけでなく今や労務管理などは厳しく管理される時代ですので、残業時間の管理なども厳しく働き方などは変わらないでしょう。
確かにコロワイドの会長のワンマンな発言だけが多く、買収された側は誰しも不遇を迫られることに危機感を感じているかもしれません。
しかしながら創業者の長男が戻ってくることもありますので、大戸屋の社風が大きく変化してコロワイド風になるようなことはないように思います。
大戸屋の社員の退職が増えるのは、前経営者たちの方針に振り回された挙句にコロワイドに買収されて今後どうなるのか不透明な点が原因だったのではないでしょうか。
まとめ
大戸屋社員が退職する理由については単に買収したコロワイドの社風が原因とかではなく、創業者が亡き後の会社の迷走ぶりに振り回されたことが原因ではないでしょうか。
大戸屋は効率的ではありませんが店内で調理して出来立てを提供する店ですが、値段を上げて客離れに繋がったり、創業者の長男との確執などにより買収を招いたりと現経営陣に愛想を尽かした感じは否めません。
コロワイド自身も買収を重ねて成長している企業ですが、過去は特徴化した人気店が多かったですが今はそうではありません。そんな企業に買収されてしまう会社に魅力を感じなくなった社員が増えたといえるでしょう。
創業当時から時代の変化についていく必要はありますが、顧客の手を離さない経営でないと今後も同じようなことは続くのかもしれません。
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